【8月24日 AFP】地球上には870万種以上の生物が存在するという論文が23日、米オンライン科学誌プロス・バイオロジー(PLoS Biology)に発表された。ただし、これまでに発見・分類された種はこのうちのほんのわずかだという。

 現行の分類法をスウェーデンの博物学者カール・リンネ(Carl Linnaeus)が1700年代半ばに考案して以来、生物種はこれまでに約125万種が発見・分類されている。全体数の推定は、これまで300万~1億種と大きな開きがあった。

 カナダ・ダルハウジー大(Dalhousie University)と米ハワイ大(University of Hawaii)の研究チームは、既に知られている生物種を数学的に検討し、870万種と予測した。論文を掲載した同誌は、「これまでで最も正確な予測」だと評価している。

 予測によれば、動物が777万種、植物が29万8000種で、これまでに発見・分類されたのは動物が95万3434種、植物が21万5644種にとどまっている。カビやキノコなどの菌類は約61万1000種で、このうち既知のものは4万3271種。アメーバーなどの原生動物は約3万6400種、クロミスタは2万7500種だった。

 陸の生物の約86%、海の生物の約91%が、まだ見つかっていない計算になった。

 ハワイ大のカミロ・モラ(Camilo Mora)氏は、さまざまな人間活動が生物種の絶滅速度を加速している今こそ、生物種に関するこうした数字は重要な意味合いを持つと話した。

 国際自然保護連合(International Union for the Conservation of NatureIUCN)の「レッドリスト(Red List)」は5万9508種を監視しており、うち1万9625種が絶滅の危機にさらされているとしている。(c)AFP