【6月30日 AFP】米誌ニューズウィーク(Newsweek)今週号の表紙に、50歳のダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)の想像写真が掲載された。エレガントさは変わらないが、目じりや首には年齢を感じさせるしわが。パリ(Paris)で36歳の若さで事故死して14年たった今もダイアナ妃を愛し続けるファンからは、怒りの声があがっている。

 コンピューターで作成された写真の中で、見るからに年をとったダイアナ妃は、生前一度も会ったことのない息子の嫁、キャサリン妃(Duchess of Cambridge)と並んで歩いている。「マイケルコース(Michael Kors)」のクリーム色のドレスに「ジミー チュウ(Jimmy Choo)」の茶色のハンドバッグ。白髪混じりの頭にはベージュの帽子が小粋な角度で乗り、腕には「ブルガリ(Bulgari)」のブレスレットと腕時計が。仕上げは「ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」のイヤリングと指輪だ。

 この写真は、記憶の中でいつも若々しくみずみずしくはつらつとしていたダイアナ妃のイメージを壊されたファンのみならず、米メディアからもほとんど例外なく不評を買っている。一部のメディアは「気味が悪い」と述べた。

 ニューズウィークの編集者でダイアナ妃とも親しかったティナ・ブラウン(Tina Brown)氏は、同誌の特集記事で、写真はダイアナ妃への一種の「賛辞」だと書き、こう付け加えた。「あごにはボトックス注射を打っているようね。腕もジムで鍛えたようだわ」

 さらに、ダイアナ妃が現在も生きているとしたら、今頃は再婚してニューヨーク(New York)に住み、チャールズ皇太子(Prince Charles)とも仲直りしてベストフレンドとして付き合っていたんじゃないかしら、と記している。(c)AFP