【5月25日AFP】欧州を歴訪中のバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は24日、英国を国賓として訪問し、王室から惜しみないもてなしを受けた。英訪問は2日間の日程で、英首脳との外交関係の協議も予定されている。

 オバマ大統領とミシェル(Michelle Obama)夫人は、バッキンガム宮殿でエリザベス女王(Queen Elizabeth II)のもてなしを受けたほか、庭園で行われた歓迎式典では41発もの祝砲が放たれた。

 オバマ大統領夫妻は式典の前に、前月末に挙式したウィリアム王子(Prince William)とキャサリン妃(Kate, Duchess of Cambridge)と短時間の面会をした。キャサリン妃は袖が短めの薄いコーヒー色のワンピース姿。セーシェル(Seychelles)への新婚旅行から戻ってきたばかりで日焼けしている。

 式典後には公式晩さん会が開かれる。大統領夫妻の宿泊先は、ウィリアム王子夫妻が4月29日の結婚式の夜に泊まった部屋だ。

 豪華極まりないもてなしを受ける米大統領だが、米中西部は竜巻による被害で死者が122人に上り、緊急事態にある。大統領は訪英中、声明を発表し「胸がはりさけそうだ」と心境を吐露。欧州歴訪の後、29日に被災地を訪問することを明らかにした。(c)AFP/Stephen Collinson