月の北極に推定6億トンの氷を発見、NASA
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【3月3日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は1日、インドの月探査機「チャンドラヤーン1号(Chandrayaan-1)」に搭載されたNASAのレーダーの観測データを分析した結果、月の北極付近に推定6億トンの氷があることがわかったと発表した。
NASAによると、Mini-SARレーダーが、北極付近で内部が氷で覆われた40個を超える直径1.6~15キロの小型クレーターを発見した。これらの氷の総量は6億トンと推定されるという。
今回の発見は、NASAのほかの観測機器による発見と符合する。前年、同じくチャンドラヤーン1号に搭載された鉱物組成マッピング装置「M3(Moon Mineralogy Mapper)」が、極地方に水分子の存在を発見した。月面探査機「エルクロス(Lunar Crater Observation and Sensing Satellite、LCROSS)」を月面に衝突させた実験でも、舞い上がったちりの中に水分を検出している。
インドの科学者らも前年、チャンドラヤーン1号に搭載されたNASAの観測機器などが検出した光波を分析した結果、月面の水の存在が明らかになったとする論文を米科学誌サイエンス(Science)に発表している。(c)AFP
NASAによると、Mini-SARレーダーが、北極付近で内部が氷で覆われた40個を超える直径1.6~15キロの小型クレーターを発見した。これらの氷の総量は6億トンと推定されるという。
今回の発見は、NASAのほかの観測機器による発見と符合する。前年、同じくチャンドラヤーン1号に搭載された鉱物組成マッピング装置「M3(Moon Mineralogy Mapper)」が、極地方に水分子の存在を発見した。月面探査機「エルクロス(Lunar Crater Observation and Sensing Satellite、LCROSS)」を月面に衝突させた実験でも、舞い上がったちりの中に水分を検出している。
インドの科学者らも前年、チャンドラヤーン1号に搭載されたNASAの観測機器などが検出した光波を分析した結果、月面の水の存在が明らかになったとする論文を米科学誌サイエンス(Science)に発表している。(c)AFP