【10月14日 AFP】サッカー米国代表フォワード(FW)のチャーリー・デイヴィス(Charlie Davies)が、交通事故に遭い重傷を負ったことが13日、分かった。同選手は、顔面数箇所、右足、左ひじを骨折し、ぼうこうも損傷している。

 米国サッカー連盟(U.S. Soccer FederationUSSF)はウェブサイト上で、フランス・リーグ1のソショー(FC Sochaux)に所属するデイヴィス(23)が自動車で単独事故に遭って負傷し、広範囲に及ぶ手術を受けたことを明かした。同選手はワシントンDC(Washington DC)の病院におり、容態は安定しているという。

 チーム関係者は負傷が命に関わるものではないとしているが、詳細は明らかにされておらず、選手生命が危険にさらされているかも分かっていない。

 関係者によると、事故で1人が死亡し、警察は事故が起きた13日午前3時15分頃の状況について捜査を行っているという。

 当局は、デイヴィスが同乗していた車がバージニア州郊外の主要道路で交通事故を起こし、メリーランド州フェニックス(Phoenix)のAshley Robertaさんが死亡したとしている。

 事故現場に到着した警察によると、事故車の車体は半分に裂けていたという。

 医師は、デイヴィスが少なくともあと1週間入院し、骨折した顔面と左ひじの治療のためにさらなる手術が必要になるだろうとしている。最初の手術では、デイヴィスの右大腿骨部(太もも)や右脛骨(ふくらはぎ)にチタン製の棒が入れられ、破裂したぼうこうの治療も外科医によって行われた。

 デイヴィスは、10日に行われた2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)北中米カリブ海最終予選のホンジュラス戦に先発出場し、チームの本大会出場に貢献していた。(c)AFP/Jim Slater

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