【11月29日 AFP】ナイジェリアを訪問中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は28日、「セックスはつかの間の満足をもたらすが、後にはトラブルを招く」一方、「貞節はよりよい生活と『より多くの自由』をもたらす」との考えを示した。

 南部の都市ラゴス(Lagos)のホテルで記者団に対し、ダライ・ラマは、「性に関する苦悩や性欲は、短期的な満足にすぎず、しばしばより複雑な問題に発展する」と述べた。

 また、結婚生活についても「あまりに多くの浮き沈み」が伴うと指摘。「性欲を持つのは人として自然なことだが、少し知恵を働かせれば、結婚した男女が常に多くの問題を抱えているとの理解に行き着く。時には自殺や殺人さえ起きている」などと語った。(c)AFP