【12月29日 AFP】ポーランドの首都ワルシャワ(Warsaw)で27日、ポーランド人映画監督のイェジー・カヴァレロヴィチ(Jerzy Kawalerowicz)氏が85歳で死去した。

 カヴァレロヴィチ氏は、1965年発表の『太陽の王子ファラオ(The Pharaoh)』でアカデミー賞にノミネートされ、また、1961年発表の『尼僧ヨアンナ(Mother Joanne of the Angels)』では第14回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)の審査員特別賞に輝いている。

 19世紀にノーベル賞(Nobel Prize)を受賞したポーランドの小説家、ヘンリク・シェンキェヴィチ(Henryk Sienkiewicz)の作品を映画化した2001年の『クオ・ヴァディス(Quo Vadis)』がカヴァレロヴィチ氏の最後の作品となった。

 また、カヴァレロヴィチ氏は、1978年に第28回ベルリン国際映画祭(Berlin International Film FestivalBerlinale)で銀熊賞芸術貢献賞を受賞している。(c)AFP