【11月9日 AFP】ドイツ国境沿いの小さな村、ズールフーゼン(Suurhusen)にある15世紀の教会の塔が「世界一傾いている塔」としてギネス世界記録(Guinness Book of World Records)に認定され、一躍脚光を浴びている。

 有名なピサの斜塔(Leaning Tower of Pisa)の傾斜は3.97度。ところが高さ27メートルのこの教会の塔は傾斜が5.19度で、ピサの斜塔より傾いているのだ。

「ギネス世界記録の日(Guinness World Records Day)」となった8日に開催された記念イベントで、教会関係者に認定書が手渡された。同教会の牧師Frank Wesselsさんは、「昔から(世界一なのは)わかっていたが、これで公認だ」と喜びを語った。

 地元の歴史学者によると、教会は1450年に湿地帯に建設されたが、19世紀に土地が干上がってしまい、土台が腐ったため塔が傾斜しはじめた。1975年には立ち入りが禁止されたが、10年後に修復が終わると再び使用されるようになった。(c)AFP