チャベス大統領、ブッシュ大統領の中南米歴訪を非難 - ベネズエラ
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【カラカス/ベネズエラ 24日 AFP】ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は24日、3月に予定されているジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領の中南米歴訪を「外交による攻撃」と非難した。
チャベス大統領は記者会見で「(ブッシュ米大統領の中南米歴訪は)外交による攻撃だ。だがそれももう手遅れだ。彼がラテンアメリカで得るものは何もないだろう。攻撃は敗北のどん底に向かう運命にあるのだ」と言明した。ただし、中南米首脳がブッシュ米大統領と面会する権利は尊重するとしている。
しかし、自国への訪問については「もちろん我々ベネズエラが彼を招くことは決してない。なぜなら我々は彼の正体を知っているからだ」と従来の姿勢を崩すことはなく、2008年の米大統領選では対話できる相手が選出されることを望むとの見解を示した。
「次の政権は対話可能な相手であることを臨む。これはベネズエラのためだけでなく、世界のためでもある。なぜなら現在の米政府は真の脅威であるからだ」。
チャベス大統領はブッシュ大統領を「悪魔」と名指ししており、逆に米国からは民主主義を脅かす地域社会の「不安定要因」と非難されてきた。
ブッシュ大統領は3月8日から14日までの予定でブラジル、ウルグアイ、コロンビア、グアテマラ、メキシコを訪問する。これについてホワイトハウスは「今回の歴訪で“西半球”における米国の責務が示され、“自由と繁栄と社会正義の推進”という共通課題が明確になるだろう」とコメントしている。
1998年、チャベス大統領の初選出以来、米国とベネズエラの両国関係は急激に悪化している。2006年12月には再選を果たし、チャベス大統領はイランやキューバをはじめとする反米勢力との関係強化を図っている。その一方で、チャベス大統領は「わたしの暗殺をたくらむ輩が4、5人はいるようだ。暗殺計画のうち1件はここ数日か数か月のうちに詰めの段階に入っていた」と自身の暗殺計画があったことを公表した。この件について、詳細は明らかにされていない。
写真は24日、カラカスで記者会見するチャベス大統領。(c)AFP/Juan BARRETO
チャベス大統領は記者会見で「(ブッシュ米大統領の中南米歴訪は)外交による攻撃だ。だがそれももう手遅れだ。彼がラテンアメリカで得るものは何もないだろう。攻撃は敗北のどん底に向かう運命にあるのだ」と言明した。ただし、中南米首脳がブッシュ米大統領と面会する権利は尊重するとしている。
しかし、自国への訪問については「もちろん我々ベネズエラが彼を招くことは決してない。なぜなら我々は彼の正体を知っているからだ」と従来の姿勢を崩すことはなく、2008年の米大統領選では対話できる相手が選出されることを望むとの見解を示した。
「次の政権は対話可能な相手であることを臨む。これはベネズエラのためだけでなく、世界のためでもある。なぜなら現在の米政府は真の脅威であるからだ」。
チャベス大統領はブッシュ大統領を「悪魔」と名指ししており、逆に米国からは民主主義を脅かす地域社会の「不安定要因」と非難されてきた。
ブッシュ大統領は3月8日から14日までの予定でブラジル、ウルグアイ、コロンビア、グアテマラ、メキシコを訪問する。これについてホワイトハウスは「今回の歴訪で“西半球”における米国の責務が示され、“自由と繁栄と社会正義の推進”という共通課題が明確になるだろう」とコメントしている。
1998年、チャベス大統領の初選出以来、米国とベネズエラの両国関係は急激に悪化している。2006年12月には再選を果たし、チャベス大統領はイランやキューバをはじめとする反米勢力との関係強化を図っている。その一方で、チャベス大統領は「わたしの暗殺をたくらむ輩が4、5人はいるようだ。暗殺計画のうち1件はここ数日か数か月のうちに詰めの段階に入っていた」と自身の暗殺計画があったことを公表した。この件について、詳細は明らかにされていない。
写真は24日、カラカスで記者会見するチャベス大統領。(c)AFP/Juan BARRETO