大統領、融和政策は「戦争回避のため必要」と理解求める - 韓国
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【ソウル/韓国 25日 AFP】盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)大統領は23日、1時間の新年テレビ演説を行い、「朝鮮戦争の回避は安全保障上の最優先課題」と述べ、北朝鮮に対する融和政策への理解を求めた。
大統領は、さらに、同盟国である米国への依存を軽減し、北東アジアにおける「バランスのとれた外交」を追求すると述べた。
北朝鮮に対する融和政策は、北朝鮮が7月にミサイル実験、10月に核実験を実施して以来、非難の的になっている。韓国政府は、10月に国連安全保障理事会(UN Security Council)で採択された制裁決議の遵守を約束したが、1998年以来10億ドル(約1200億円)を投じている南北経済プロジェクトの停止については拒否した。
「わが国の対北朝鮮政策は、朝鮮半島の平和と安全と戦争の回避を主眼に据える。南北統一がその次の目標になる」
「平和戦略のカギは、共存の知恵にある。果敢に、そして自信を持って、北朝鮮政策に臨む。対立は何ももたらさない」
大統領は、安全保障における韓国の自立の必要性も訴えた。韓国には、朝鮮戦争(1950-53)以来、2万9500人の米軍兵が駐留している。韓国の兵力は68万人。対する北朝鮮は120万人である。
駐留米兵は2008年までに2万5000人まで削減されることになっており、韓国は有事に備えて2012年までに自力で戦力を増強する必要に迫られている。
写真は同日、ソウルの青瓦台(Blue House)でテレビ演説をする盧大統領。(c)AFP/JUNG YEON-JE
大統領は、さらに、同盟国である米国への依存を軽減し、北東アジアにおける「バランスのとれた外交」を追求すると述べた。
北朝鮮に対する融和政策は、北朝鮮が7月にミサイル実験、10月に核実験を実施して以来、非難の的になっている。韓国政府は、10月に国連安全保障理事会(UN Security Council)で採択された制裁決議の遵守を約束したが、1998年以来10億ドル(約1200億円)を投じている南北経済プロジェクトの停止については拒否した。
「わが国の対北朝鮮政策は、朝鮮半島の平和と安全と戦争の回避を主眼に据える。南北統一がその次の目標になる」
「平和戦略のカギは、共存の知恵にある。果敢に、そして自信を持って、北朝鮮政策に臨む。対立は何ももたらさない」
大統領は、安全保障における韓国の自立の必要性も訴えた。韓国には、朝鮮戦争(1950-53)以来、2万9500人の米軍兵が駐留している。韓国の兵力は68万人。対する北朝鮮は120万人である。
駐留米兵は2008年までに2万5000人まで削減されることになっており、韓国は有事に備えて2012年までに自力で戦力を増強する必要に迫られている。
写真は同日、ソウルの青瓦台(Blue House)でテレビ演説をする盧大統領。(c)AFP/JUNG YEON-JE