【5月27日 AFP】インド中部チャッティスガル(Chhattisgarh)州で25日、与党・国民会議派(Congress Party)の州幹部や支持者らを乗せた車列が共産党毛沢東主義派(Maoist)の武装勢力約300人に襲撃され、少なくとも23人が死亡、32人が負傷していたことが分かった。州警察当局が26日に明らかにした。

 毛沢東主義派は1967年以来、貧困層に平等に土地や雇用機会が行き渡るような共産主義社会の構築を目指して反政府運動を続けている。インド中部や東部の森林地帯で政治家や治安当局への襲撃を繰り返しているが、今回の地雷と銃撃による急襲は過去3年間で最悪のものといえる。

 国民会議派のソニア・ガンジー(Sonia Gandhi)総裁は、毛沢東主義派に対して、「卑劣な行為だ」と非難した。(c)AFP/Prakash Chandra Hota