【1月10日 AFP】広島原爆投下直後に撮影された上下2つに分かれたきのこ雲の写真が、広島市内の小学校で発見された。広島平和記念資料館(Hiroshima Peace Memorial Museum)の学芸員が9日、明らかにした。

 写真は市内の本川小学校(Honkawa Elementary School)で、原爆関連資料の中から見つかった。写真は白黒で、1945年8月6日、原爆が投下された約30分後に爆心地から10キロ東で撮影されたとみられる。広島平和記念資料館の学芸員によると、上下に分かれたきのこ雲を撮影した写真の存在は歴史書などで知られていたが、写真そのものが発見されたのは初めてで、非常に珍しいという。(c)AFP