【4月21日 AFP】大統領選の結果をめぐりナイジェリア北部で始まった暴動による死者は、これまでに200人以上に達したもようだと、同国の有力な人権団体「Civil Rights Congress(人権会議)」が20日明らかにした。

 北部カドゥナ(Kaduna)に拠点を置く同団体が、これまで寄せられた報告をもとに死者数を推計し、AFPに明らかにしたもの。

 暴動による避難民は4万人近くに達しているとみられ、その多くは軍や警察の敷地内に避難している。病院で手当てを受けている負傷者らは、「なたで斬りつけられた」「こん棒で殴られた」など、被害の状況を語っている。赤十字社(Red Cross)によると、負傷者は410人程度にのぼっている。 

 カドゥナ州では19日から20日にかけての夜に新たな暴動が発生したと報じられており、住民は地元ラジオに対し、「途方もない殺人が行われた。被害は甚大だ」と語った。

 20日は、夜間外出禁止令と軍のパトロールにより、北部の大半の地域は一見したところ平静を保っていた。

■ブハリ氏「扇動していない」

 大統領選で南部出身のグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領に敗れた北部出身のムハンマド・ブハリ(Muhammadu Buhari)元最高軍事評議会議長を支持する住民らが、票が操作されたとして起こした暴動は、18日までに14州に拡大した。政府は暴動により多数が死亡したと発表しているが、正確な死者数は公表していない。

 不正があったとして選挙結果を拒絶しているブハリ氏は、暴動については「自分が扇動したわけではない」と主張している。(c)AFP/Aminu Abubakar

【関連記事】ナイジェリア北部の暴動激化で死者多数、避難民2万5000人