【5月3日 AFP】米民間情報機関サイト・インテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)は3日、1月の米軍の無人機による攻撃で死亡したとされていたイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban PakistanTTP)」のハキムラ・メスード(Hakimullah Mehsud)司令官が米国における攻撃を予告している、前月撮影されたとみられる2本のビデオメッセージを公開した。

 SITEによると、メスード司令官は前月4日に撮影されたとみられる9分間のビデオの中で、イスラム武装勢力指導者らが殺害されたことへの報復として、1か月以内に「米国の主要都市」を標的に攻撃を行うと予告していた。メスード司令官のビデオが公開されるのは、1月の死亡報道以来初めて。

 同司令官はまた、やはりTTPが3日に公開した前月19日に収録されたとみられるビデオでも、同様の発言を行っている。このビデオは同司令官の顔写真の横に、米国における攻撃を予告する地図を掲載している。

 米国のテロ情報分析機関インテルセンター(IntelCenter)は、1日に米ニューヨーク(New York)のタイムズスクエア(Times Square)で爆発物を積んだ車が見つかった事件の後でTTPが公開した一連のビデオについて、すべて信ぴょう性があるとの見解を示した。タイムズスクエアの事件が実際にTTPによる犯行だとすれば、米国内の標的を狙ったTTPによる初めての攻撃となる。

 メスード司令官は1月14日にパキスタン北部で米軍の無人機による攻撃で死亡したと伝えられていたが、前週になって複数のメディアがパキスタンの情報当局の話として司令官の生存を報じていた。(c)AFP