【12月24日 AFP】イエメン軍は24日、首都サヌア(Sanaa)の約650キロ東にあるWadi Rafadhを空爆し、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のメンバーと見られる34人を殺害した。治安当局の消息筋が明らかにした。

 消息筋によると、当時、数十人のアルカイダのメンバーが集まり、会合を開いていた。参加者の中には、「アラビア半島のアルカイダ(Al-Qaeda in the Arabic Peninsula)」の指導者、Nasser al-Whaychi氏も含まれていたという。

 Whaychi氏の生死については不明だが、死者の中には、「アラビア半島のアルカイダ」のメンバー、Saad al-Fathani氏やMohammad Ahmed Saleh al-Oumir氏が含まれているという。この人物は最近、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)で放送された、アビヤン(Abyane)での会合に姿を見せた人物だという。

 また、消息筋は、詳細については言及を避けたものの、死者の中にはサウジアラビア人とイラン人も含まれていると指摘した。

 イエメン軍は1週間前から攻撃を開始し、アビヤン州で30人のアルカイダメンバーを殺害し、30人以上を拘束している。(c)AFP