【5月8日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2013)は7日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が6-7、7-6、3-6でブルガリアのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov)に敗れ、大会敗退となった。

 3時間を超える消耗戦の末、21歳のディミトロフがジョコビッチに土をつけた。

 第1セットを5-4とリードしたジョコビッチは、アウトと判断したディミトロフのショットが有効とされ、セットポイントを逃してしまう。チャレンジしたものの判定は変わらず、結局その後のタイブレークを8-6で制したディミトロフがセットを先取する。

 さらにジョコビッチは第2セット、ブレークを許し2-4とリードを奪われたところで、4月に行われた国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2013)で痛めた足首の負傷を悪化させ、メディカルタイムアウトを取ることを強いられた。

 これに対してマドリードの観衆は不満を見せ、コートに戻ったジョコビッチに対してブーイングを浴びせた。しかしジョコビッチはすかさず次のゲームをブレークバックすると、タイブレークではマッチポイントをしのぐなど、見ごたえのある攻防の末に10-8で競り勝った。

 しかしながらディミトロフも気落ちすることなくすぐさま反撃し、四大大会(グランドスラム)を8度制しているジョコビッチから第3セットの第1ゲームでブレークを奪うと、自身のサービスゲームは確実にキープし、最終ゲームで再度ブレークに成功して勝利をつかんだ。(c)AFP/Kieran CANNING