【7月6日 AFP】(写真追加、記事更新)テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2009)男子シングルス決勝。大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、大会第6シードのアンディ・ロディック(Andy Roddick、米国)と対戦。フェデラーは5-7、7-6、7-6、3-6、16-14でロディックを下し、グランドスラム(4大大会)ではピート・サンプラス(Pete Sampras、米国)氏を上回り史上最多となる通算15度目、ウィンブルドンでは通算6度目となる優勝を果たした。

 ロディックは第1セットを先取し、第2セットも4度のセットポイントを迎えるなど最終セットまでサービスゲームをキープし続けフェデラーに脅威を与えたが、好機を生かすことはできず無念の準優勝に終わった。

 最終セットはウィンブルドンの男子シングルス決勝史上最長となり、これまでに例のない結末となった。

 27歳のフェデラーは、ウィンブルドンで6勝、全米オープン(the US Open Tennis Championships)で5勝、全豪オープン(Australian Open tennis tournament )で3勝、全仏オープン(French Open)で1勝とグランドスラムでの通算勝利数を15に伸ばし、サンプラス氏の14勝を上回った。

 6日に発表される世界ランキングでフェデラーは、前回大会の決勝でフルセットの末に敗れたラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)から1位の座を奪い返すことが確実となっている。(c)AFP/Dave James