【7月30日 AFP】米国サッカー連盟(U.S. Soccer FederationUSSF)は29日、同国代表の新監督に元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマン(Juergen Klinsmann)氏を起用すると発表した。

 解任されたボブ・ブラッドリー(Bob Bradley)前監督の後任を担うクリンスマン氏の最重要課題は、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の出場権獲得となっている。

 クリンスマン氏は「米国男子代表チームの監督に指名されたことは光栄で、誇りに思う。チャンスを与えてくれた米国サッカー連盟に感謝したい。この先のチャレンジに胸が高鳴っている」と同連盟のウェブサイト上でコメントしている。

 クリンスマン氏はVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)、インテル(Inter Milan)、ASモナコ(AS Monaco)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)、サンプドリア(Sampdoria)などでストライカーとして活躍し、ドイツ代表としては1990年サッカーW杯イタリア大会(当時の西ドイツ代表)と96年の欧州選手権(Euro 96)で優勝を経験している。

 また、指導者としては2006年サッカーW杯ドイツ大会(2006 World Cup)でドイツ代表を3位に導き、2008-09シーズンには古巣のバイエルンで指揮を執った。

 現役引退後の1998年から米国人の妻とカリフォルニア(California)に居を構えているクリンスマン新監督の初陣は、8月10日のメキシコ戦となっており、米国代表はその後コスタリカ、ベルギーとの親善試合を行い、W杯予選に臨む。(c)AFP