【12月13日 AFP】イラン外務省報道官は13日、イラン東部で押収された米国の無人偵察機が領空侵犯していたことを強調し、機体の返還を求めるバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に冷笑を浴びせた。

 イランのファルス(Fars)通信によると、イラン外務省のラミン・メフマンパラスト(Ramin Mehmanparast)報道官は13日の定例会見で、「どうやら彼(オバマ大統領)は、イランの領空が侵犯され、スパイ活動が実行され、国際法が犯され、イラン国内の事柄が妨げられていたということを忘れているようだ。正式に謝罪してこれらの行為を認めるどころか、彼らはこのような要求をしている」と述べた。

 オバマ大統領は12日、「イランに返還を求めた。イラン側の反応を待っている」と述べ、イランが押収した無人偵察機は米国の「RQ-170」であることを認めていた。

 イランは前週、押収した偵察機だとする映像を国営テレビで公開した。同国の高官筋は、革命防衛隊(Revolutionary Guards)のサイバー戦部隊が偵察機の制御機能をハッキングして着陸させたとしている。一方の米国は、米中央情報局(CIA)の任務で偵察機がイラン上空で情報収集中に異常が生じ、機体がイラン側の手に渡った可能性のほうが高いと示唆している。

 イラン議会のパルビズ・ソルーリ(Parviz Sorouri)外交防衛委員長は12日、イランは偵察機のソフトウエアのロックを解除する「最終段階」にあり、「われわれの次の行動は、この偵察機をリバースエンジニアリング(仕組みを解析)することだ」と発言した。(c)AFP