【2月11日 AFP】インドとパキスタンは10日、166人が犠牲になった2008年のムンバイ同時襲撃事件以降中断していた和平協議を2年以上ぶりに再開すると発表した。

 核保有国で長年敵対する両国は、「すべての問題について対話を再開することに合意した」とする声明を同時に発表した。

 また、対話プロセスの進展状況を確認するため、パキスタンのメヘムード・クレシ(Mehmood Qureshi)外相が7月にインドを訪問することも明らかにした。

 協議再開は6日、ブータンの首都ティンプー(Thimphu)で開かれた両国の外務次官会談で合意した。外相会談に先立ち次官級協議を行い、カシミール(Kashmir)の領有権をめぐる問題やテロ対策など多岐にわたる問題について話し合う。(c)AFP/Giles Hewitt