【2月7日 AFP】7日、ウクライナ大統領選の決選投票が始まった。第1回投票で1位だった親ロシア派の野党党首ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovich)前首相と、親欧米派で「オレンジ革命」の指導者の1人だった2位の与党党首ユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)首相の接戦となっている。

 今回の選挙戦では終盤に近づくにつれ、両候補が中傷合戦とも言える激しい舌戦を繰り広げた。

■ヤヌコビッチ氏の「地域党」主導で国会が選挙法改定を採択したことを受け、ティモシェンコ氏が有権者に向けた発言

「ヤヌコビッチにわれわれの民主主義、われわれの選挙、わが国家のレイプを許してはいけない!」

■ティモシェンコ氏に不正投票を図っていると非難された際のヤヌコビッチ氏の反発

「そういうことを言うのは泥試合が好きな人間だ」

■選挙戦にカンガルー

「彼はどちらの国にもカンガルーが住んでいると思っている」

--ヤヌコビッチ氏は国の指導者として知的に不十分で、オーストリアとオーストラリアの区別もつかないと述べたティモシェンコ氏の発言。

■女はキッチンで発散を

「首相としてであれば、彼女は自分の発する一語一句の責任を負わなければならない。そうではなく単なる女性としてならば、キッチンで自分の思いつきを発散していればいい」

--1対1のディベート開催を重ねて主張するティモシェンコ氏を拒絶してのヤヌコビッチ氏の発言。

■透明人間に指導者は無理

「スタジオは空だが、腰抜けのにおいはそのへんに残っている。平凡な意気地なしに、この国の指導者を任せたいとわたしは思わない」

--テレビのディベート対決を拒否したヤヌコビッチ氏に対し、1人出演したティモシェンコ氏の発言。

■嘘つき選手権には出場しない

「ユリヤ・ティモシェンコが主催する嘘つき選手権に、ビクトル・ヤヌコビッチは出場などしない」

--ヤヌコビッチ氏がディベート対決を拒絶した理由を説明する、盟友アンナ・ゲルマン(Anna German)氏の言葉。

■ティモシェンコ風料理

「抗議に繰り出す人びとがいるとすれば、それは腐敗と嘘と中傷にまみれたティモシェンコ風料理のひとにぎりの愛好者だけだ」

--ヤヌコビッチ陣営が選挙不正を行っているとし、大規模な抗議デモを鼓舞しようとしたティモシェンコ氏に対するヤヌコビッチ氏の反応。(c)AFP