【10月22日 AFP】中国の胡正躍(Hu Zhengyue)外務次官補は21日、タイでの東アジアサミットを前に記者会見し、鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相が提唱する「東アジア共同体」構想について、関係国と協議する用意があると語った。

 胡次官補は、「中国は東アジア共同体の設置には前向きで、議論の用意がある。共同体構想は東アジアの協力推進の方向性に合致する」と話した。

 また、23日からタイで始まる東南アジア諸国連合(Association of Southeast Asian NationsASEAN)首脳会議でこの共同体構想が議題に上がる可能性を示した。

 鳩山首相は9月、中国の胡錦涛(Hu Jintao)国家主席と会談し、単一通貨の導入の可能性も含めた東アジア地域の統一を目指す「東アジア共同体」構想を推進していきたいと述べていた。(c)AFP