【10月4日 AFP】国際原子力機関(International Atomic Energy AgencyIAEA)のモハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長は4日、最近新たに存在が明らかになったイランのウラン濃縮施設を今月25日に査察すると発表した。

 エルバラダイ事務局長はまた、イランの将来の核開発計画に関しては依然「懸念」は残るが、IAEAはそれについて「パニック」はしていないと述べた。

 新濃縮施設の発覚でさらにイランに対する国際社会の非難が高まるなか、前日からテヘラン(Tehran)入りしていた事務局長は4日、イランのマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領と会談した。

 国営イラン学生通信(ISNA)によると、この会談でアフマディネジャド大統領は「イランとIAEAの適切な協力によって重要な問題は解決され、両者の間には現在、不明瞭な問題はない」と述べたとされる。(c)AFP/Aresu Eqbali and Farhad Pouladi