【9月22日 AFP】訪米中の岡田克也(Katsuya Okada)外相は21日、ニューヨーク(New York)市内のホテルで、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官と就任後初めて会談した。クリントン長官は会談のなかで、日米の同盟関係は「わが国の外交政策の『要』であり、アジア太平洋地域の安全と繁栄には不可欠なもの」と力説した。

 長官はさらに、「岡田氏とともに働くことを楽しみにしている。共通の価値観とより良い未来を築いていくなかで、日米間のきずな、協力、友好、同盟関係をより強固なものにしていきたい」と話した。

 一方、前週来日して岡田外相と会談したカート・キャンベル(Kurt Campbell)米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は同日、「米国は、日米関係で良いスタートを切ることがわれわれにとっていかに大事かを強調していきたい」と話した。

 キャンベル次官補は、新政権が日米関係をどう見直していくのか、「新政権の意向に耳を傾ける」ことを岡田外相に約束したことを明らかにしたが、「米政府は、政策の継続が大切だと考える分野については、重要性を強調していくだろう」と付け加えた。

 国連総会(UN General Assembly)出席のためニューヨーク入りしている鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相は、23日にバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領と初会談を行う予定だ。(c)AFP