【9月14日 AFP】エジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領は13日、首都カイロ(Cairo)で、同国を訪問したイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相と会談した。

 会談でムバラク大統領は、入植者の自然増に対応するためのものも含め、全ての入植活動の停止を求めた。また、エルサレム(Jerusalem)をユダヤ化する試みについては、アラブ・イスラム諸国でこの問題が注目され中東和平交渉に悪影響を及ぼすのを避けるため、これを止めるよう強く求めた。

 一方、米国のジョージ・ミッチェル(George Mitchell)中東和平担当特使は12日イスラエル入りし、シモン・ペレス(Shimon Peres)大統領と会談した。会談後ミッチェル特使は、米国はできるだけ早くより重要な次の段階の交渉に入ることを望んでいると語った。

 ミッチェル特使は14日にネタニヤフ首相と、15日にパレスチナ自治区のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長と会談する予定。国連総会に合わせて提案されているイスラエル、パレスチナ自治区、米国の3者会談が実現するかはミッチェル氏のイスラエル訪問の成果次第だとみられている。(c)AFP/Christophe de Roquefeuil