【6月29日 AFP】麻生太郎(Taro Aso)首相と韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領は28日、都内の首相官邸で会談し、北朝鮮の核開発は決して容認できないとの認識で一致した。

 両首脳は、北朝鮮の非核化にむけた日韓の連携促進や、同問題における中国の役割の重要性を確認。また、6か国協議の前進に向け、北朝鮮を除いた5か国協議の可能性を協議した。
 
 北朝鮮が、軍事衝突の可能性を示唆するなど強硬姿勢を強めるなか、日韓両国はこれまで率先して北朝鮮に対し、強い態度で臨んできた。

 このほか、李大統領は、在日韓国人問題にも言及し、在日韓国人の地方参政権を認めるよう麻生首相に要請した。

 李大統領は、日韓首脳が相互訪問する「シャトル首脳外交」の一環として、日帰りで来日した。(c)AFP/Kyoko Hasegawa