EU、イラン反体制派組織をテロ組織指定から除外
このニュースをシェア
【1月27日 AFP】欧州連合(EU)は26日、ベルギー・ブリュッセル(Brussels)で開いた外相理事会で、イランの反体制組織ムジャヒディン・ハルク(イスラム人民戦士機構、MKO)のテロ組織指定を解除すると決定した。一方、この決定に伴う具体的な措置については、明らかにしていない。
あわせてEU外相理事会は同日、現在のテロ組織指定リストが翌月失効するのに伴い、新たなリストを採択した。
ルクセンブルク(Luxembourg)にある欧州第1審裁判所(European Court of First Instance)は前年12月、EUのMKO資産凍結は不当で、テロ組織に指定した理由も不明確で同組織の権利を侵害しているとの判断を示した。同裁判所は過去にも同様の判断を2回下しており、今回のテロ指定解除は同裁判所の判断を受けたもの。
しかし、理事会に出席した外相の1人は、テロ組織の新リスト採択は欧州司法裁判所の判断に基づいた手続きの一環に過ぎず、MKOがテロ組織でないことを意味するものではないと説明した。
MKOのテロ組織指定の解除をめぐっては、イラン政府からの反発が予想される。(c)AFP
あわせてEU外相理事会は同日、現在のテロ組織指定リストが翌月失効するのに伴い、新たなリストを採択した。
ルクセンブルク(Luxembourg)にある欧州第1審裁判所(European Court of First Instance)は前年12月、EUのMKO資産凍結は不当で、テロ組織に指定した理由も不明確で同組織の権利を侵害しているとの判断を示した。同裁判所は過去にも同様の判断を2回下しており、今回のテロ指定解除は同裁判所の判断を受けたもの。
しかし、理事会に出席した外相の1人は、テロ組織の新リスト採択は欧州司法裁判所の判断に基づいた手続きの一環に過ぎず、MKOがテロ組織でないことを意味するものではないと説明した。
MKOのテロ組織指定の解除をめぐっては、イラン政府からの反発が予想される。(c)AFP