【8月6日 AFP】中国政府が、同国初の個人情報保護法の制定を検討している。6日付のチャイナ・デーリー(China Daily)紙が伝えた。これは個人情報が広告業者などの第三者に安易に流出している現状に対して、国民の不満が高まっていることを受けた措置。

 同紙によると、中国では携帯電話番号や住所だけでなく、病歴さえも外部に流出しているという。

 閣議に提出された法案では、個人情報を保管する企業や団体に守秘義務を設定。本人の同意なく第三者に個人情報を開示することを禁止するとともに、個人情報の悪用を防止する義務を課している。ただし、犯罪捜査、税金の滞納調査などは例外扱いとなる。(c)AFP