【1月14日 AFP】世界最大の宗教的祝祭とも言われるヒンズー教の祭典「クンブメーラ(Kumbh Mela、「水差しの祭典」の意)」が14日、インドのアラハバード(Allahabad)で始まり、全身に灰をまとった裸体の聖者に導かれ、多数の信者が罪を洗い流そうと、聖なる川、ガンジス(Ganges)川で沐浴(もくよく)を行った。祭典が終わるまでの55日間で、最大1億人の信者が沐浴に訪れるとみられている。

 この祭典はアラハバードで12年ごとに行われるが、小規模の似た祭典が、ヒンズー教の神話で神と悪魔の戦いの際に、不死の霊水が入った水差しからそのしずくが落ちたとされるアラハバード、ナーシク(Nasik)、ウッジャイン(Ujjain)、ハリドワール(Haridwar)の4都市を3年間隔で移動して行われている。(c)AFP