【3月31日 AFP】奇抜なアイデアで知られるオーストラリアの鉱山王、クライブ・パーマー(Clive Palmer)氏が、自身が所有するオーストラリア北部のリゾート地に、等身大のロボット恐竜パークを建設する予定であることを明らかにした。

 パーマー氏は2月、米ニューヨーク(New York)で、英豪華客船タイタニック(Titanic)号のほぼ完全な複製となる「タイタニック2号(Titanic II)」の建造プロジェクトの正式な立ち上げを発表したばかりだが、すでに100体の等身大恐竜ロボットを中国に発注したという。

「動く165体の恐竜模型を使って、世界一の恐竜展示施設を作りたいんだ」とパーマー氏は語る。

 パーマー氏によると、ブリスベーン(Brisbane)の北、サンシャインコースト(Sunshine Coast)に同氏が所有するパーマー・クーラム・リゾート(Palmer Coolum Resort)には、ジェフ(Jeff)とボーンズ(Bones)と名付けられたロボット恐竜の設置が完了しているが、まだ一般公開していないという。

 ロボット恐竜には高さ7メートル、重さ1.2トンを超えるものもあり、尻尾や胸部が動き、まばたきする仕掛け。4月中の納品が予定されている。

 鉱業で巨万の富を築いたパーマー氏は先ごろ、タイタニック2号に資金を出すことについて、「稼いだ金を死ぬ前に使いきりたい」と話していた。(c)AFP