【1月23日 AFP】2012年はどのような年になるのだろうか。米大統領選では誰が勝利するのか、欧州連合(EU)は解体へと向かうのか――23日に世界各国の中国人コミュニティーが春節(旧正月、Lunar New Year)を迎える中、中国の風水師たちに聞いた。

 風水師や占星術師らは、龍が自然災害を起こし、危機にある欧州を中心に金融を不安定にすると話している。

 香港(Hong Kong)の著名風水師、アンソニー・チェン(Anthony Cheng)氏は、「辰(たつ)年である2012年、欧米の経済が景気後退の影響を拭いきれていないため、世界経済は不安定な状態になる」と述べる。

 米国からの良いニュースは期待できるが、欧州については不安な要素が読める――そう語るのは有名な風水師の蘇民峰(ピーター・ソー、Peter So)氏だ。

「欧州の回復はそう簡単に期待できない。2014年ごろまで厳しい状況が続きそうだ。ただ米国経済については2013年に好転する可能性もある」(蘇民峰氏)

 投資に関しては、中国とロシアが最善の策かもしれないとチェン氏。この2国の新興市場は、乱高下の予想される2012年の中では最良だろうと予想した。

■不況、汚職、洪水、地震――でも人類滅亡はなさそう

 チェン氏はまた、今年1番の驚きの1つは中国からやってくるだろうと語った。中国では今秋、中国共産党第18回党大会が開催され、指導部の交代が予定されている。

「2012年の下半期、中国で腐敗スキャンダルが発覚する。香港と中国本土では複数の高官が辞職を余儀なくされるだろう。うち何人かは収監される」と話したが、関わるであろう人物の名前には触れなかった。

 陰陽五行では、2012年の干支が水に関係する「壬(みずのえ)」にあたり、これは「富」と同時に「災害」も意味するという。

 香港の著名占星術師、楊天命(Alion Yeo)氏は、タイや中国南東部などで洪水が多く発生すると話す。蘇民峰氏もほぼ同じ読みをしているが、さらに地震の発生についても触れた。

「インドネシア、パキスタン、インド、そして四川(Sichuan)省、雲南(Yunnan)省、貴州(Guizhou)省で多くの地震が起きる傾向にあるだろう」(蘇民峰氏)

 古代中国では占星術や風水などが発達したが、太平洋の反対側では、別の方法によって未来が予想されていた。南米のマヤ地域を中心として栄えたマヤ文明の暦は2012年12月21日に世界が滅びることを示しているという人もいる。

 このことについて蘇民峰氏は、そのようなマヤ暦の解釈はナンセンスだと言う歴史研究家らと同様に、「人類滅亡など、ばかげている」と述べた。(c)AFP/Joyce Woo