【11月17日 AFP】米国の空港でセキュリティチェックのために使用されているX線を用いた全身透視スキャナーについて、米国で世論調査を行ったところ、米国人の81%が賛成しているという結果が出た。

 この全身透視スキャナーについては体形がはっきり写るとして、人権団体などが憲法で守られているプライバシーの侵害にあたると反対を唱えている。しかし、米CBSニュースが16日に発表した調査の結果によると、反対は15%にとどまった。

 一方、前年12月、下着に隠した爆発物が機内に持ち込まれた米機爆破未遂事件が発生した直後の1月に行った調査では、人種で対象を選別して行うセキュリティ検査に51%が賛成だったが、今回の調査では逆転し、過半数を超える52%が反対だった。調査は11月7~10日に、全米の成人1137人を対象に電話で行われた。(c)AFP

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