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専門家「生殖能力は結婚の条件ではない」、米同性婚裁判

  • 2010年01月13日 13:58 発信地:サンフランシスコ/米国
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米カリフォルニア(California)州サクラメント(Sacramento)で、同州最高裁が同性婚を認める判断を下してから、また結婚から1年を祝う同性愛婚を行った2人(2009年6月7日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Max Whittaker

【1月13日 AFP】米カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)の連邦裁判所で行われている、同性間の結婚を違法とみなす州法の違憲性を問う裁判に12日、米国における結婚史の専門家である、ナンシー・コット(Nancy Cott)米ハーバード大学(Harvard University)教授が出廷し、歴史的に見て、米国では子どもをつくる能力は結婚が合法かどうかを判断する条件ではないと指摘した。

  カリフォルニア州では2008年、住民投票で同性婚を禁じる州憲法改正案「提案8号(Proposition 8)」が可決され、州最高裁も2009年、住民投票結果を支持する判断を下した。このため、これを不服とする同性婚支持者らが、「提案8号」は米国憲法に違反しているとして連邦裁判所に提訴していた。

 コット教授は、生殖能力を失った高齢者や不妊の女性も結婚していることが多いとした上で、無精子症だったとして知られる、米国の初代大統領のジョージ・ワシントン(George Washington)も結婚していたと指摘。コット教授の発言は、前日に示された「結婚制度の主な目的は、安定した関係の中で、生殖を促進し、生殖を前提とした男女間の自然な性行為を導くものだ」とした同性婚反対派の意見に反論したもの。

 コット教授は、政府は歴史的に特定の結婚に制限を加えてきたと語った。教授によると、米国の州のうち少なくとも41州は、歴史のある一時点で、白人と黒人間、白人とアジア人間の結婚を禁止していたことがあり、そうした法律を可決した議員たちは、「これらの法律は神の定めを実現するもの」で、きわめて当然のことだと考えていたという。(c)AFP

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