【5月5日 AFP】フランス人は、ほかの先進国の人々と比較して睡眠と食事に多くの時間を費やしているとの研究結果を、経済協力開発機構(Organisation for Economic Cooperation and DevelopmentOECD)が4日、発表した。同研究によると、娯楽に最も多くの時間を費やしているのはノルウェー人だという。

 また、この研究によると、日本人の睡眠時間は、フランス人と比較して1日あたり1時間近く短い。また、日本人は、労働時間と通勤時間を合わせた時間の方が、遊びに費やす時間よりも長いのだという。

 フランス人は、昼食も長い。米国人や英国人、メキシコ人と比較して、2倍近くの時間を昼食に費やしている。

 平均では、フランス人は毎晩8.8時間の睡眠をとっている。これは米国人やスペイン人よりも長く、また、同報告書のリストの中で最も睡眠時間が短かった韓国の7.8時間と比較して1時間近く長い睡眠時間をとっている。

 また、娯楽面では、ノルウェーが最も費やしている時間が長く、全体の25%ほどに達しているのに対し、リスト中で最も時間の少ないメキシコは全時間の16%にとどまっている。

 日本では、テレビを観る時間が全娯楽の半分以上の時間を占めるが、ニュージーランドではテレビ視聴はたった25%だった。

 また、運動をする時間が調査対象国の中で最も長いのはスペイン人で、娯楽時間のうち13%を運動に費やしていた。

 この報告書は、アジア、欧州、南北アメリカのうち18か国を対象にOECDがまとめた。(c)AFP