【4月21日 AFP】哲学者のピギー(Piggy)、歌姫のリリー(Lilly)、気さくなパウリ(Pauli)、勇気のあるフレディ(Fredi)の4匹は、ピンク色の鼻をしたショービジネス界のニュースターだ。

 オーストリアで20日から、新リアリティショー『ピッグ・ブラザー(Pig Brother)』の放送が開始した。4匹の子ブタの「私生活」を6週間にわたってビデオカメラで追い、インターネットで放映する。地元の食品フェアのマーケティング活動の一環で、最後に4匹の中から「スーパーピッグ」を決める。

 同国北部の街ヘルフェンベルク(Helfenberg)では今年3度目になるベーコンのフェスティバル、「スペック・スペクタクル(Speck Spectacle)」を6月初旬に開催する。スペックとはベーコンの意のドイツ語。『ピッグ・ブラザー』はいわば前菜というわけだ。

『ピッグ・ブラザー』の視聴者は毎週日曜に「今週一番好きだったブタ」を投票する。スーパーピッグになるための人気ポイントを稼ぐために、子ブタたちは「ピッグ五輪」にも出場しなければならない。

 番組の作りはリアリティ・ショーで、食べたり寝たり、泥の中を転がったりする子ブタたちの様子は1ヶ月半の間、ノンストップで撮影される。人間のスターたちのようにインターネットでそれぞれの日記も公開される。

 ウェブサイト「www.pigbrother.at」に登録した熱心なブタ好きには、「スペック・スペクタクル」のチケットと、バスケット入りのご馳走・・・もしかするとベーコン、が進呈される。(c)AFP

【関連情報】4匹のライブカメラはこちら(ドイツ語)