【8月14日 AFP】ギリシャの国営テレビNETは12日、健康上の理由で長い距離を歩くことができなくなった中年の牧羊業の男性が、飼育中のヒツジを車の後をついてくるよう調教し、今では車で群れを移動させていると紹介した。

 George Zokosさんはギリシャ中部のTyrnavos出身。健康状態が悪化した後、この方法を思いつき、これまで3年間、車でヒツジを牧草地に誘導しているという。

 高度なヒツジの誘導方法を見た近所の住民らは、Zokosさんを「the euro-shepherd」と呼んでいる。ある近所の住民はNETに対し「クラクションや車のドアが閉まる音が聞こえると、Georgeがヒツジを調教していると気がついたものだ」と語っている。(c)AFP