【3月18日 AFP】喫煙をやめることにより心疾患の危険性は大幅に減少する──仮に禁煙で体重が多少増えたとしても──との研究が、12日の米国医師会雑誌(Journal of the American Medical AssociationJAMA)に掲載された。

 禁煙で体重が増加することがある。今回発表された研究でも、禁煙が体重の増加をもたらしうることを認めている。検診間の平均的な体重の増加が「最近タバコをやめた人」では5~10ポンド(約2.3キログラム~4.5キログラム)だったのに比べ、喫煙者や「一度も喫煙したことのない人」、「長期間禁煙している人」では1~2ポンド(約500グラム~1キログラム)にとどまった。

 過体重は心疾患の危険性を高めるとされているが、タバコを吸わなくなることでもたらされる心臓の健康は、体重増加では相殺されないという。特に糖尿病のない人ではこの効果は顕著だった。

「糖尿病のない人で喫煙を中止した人は、心臓発作と脳卒中、心血管に関連する死亡リスクが50%減少した」と、論文の主執筆者、米マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)のジェームズ・メーグス(James Meigs)氏は述べ、また「体重増加による、リスクの減少には変化がなかった」と付け加えた。

 研究は、過去40年間にわたって4~6年ごとに総合検診を受けた患者数千人のデーターに基づいて実施された。(c)AFP