【1月19日 AFP】マッシュルームやトマト、ルッコラをクリームソースであえてフライドシュリンプをトッピングしたスパゲティ――米レストランチェーン、チーズケーキファクトリー(Cheesecake Factory)が提供するビストロ・シュリンプパスタ(Bistro Shrimp Pasta)が、2013年「Xtreme Eating Awards(行き過ぎた食事賞)」で米レストランチェーンのメニューで最もカロリーが高い料理の第1位に選ばれた。

「ビストロ・シュリンプパスタ」の総カロリーはなんと3120キロカロリーで、胃がはじけそうなほどの高カロリーのライバルメニューたちを圧倒して勝利した。価格は、ワシントンD.C.(Washington D.C.)の店舗では17.95ドル(約1600円)。

 ビストロ・シュリンプパスタのほかに高カロリーメニューの候補にあがっていたのは、ウノ・シカゴ・グリル(Uno Chicago Grill)の「3種チーズのマカロニグラタン(Deep Dish Macaroni and 3-Cheese)」(1980キロカロリー)、マギアノズ・リトルイタリー(Maggiano's Little Italy)のチョコレート・ズコットケーキ(Chocolate Zuccotto Cake)」(1820キロカロリー)などだ。

 高カロリーメニューのコンテストは、食の健康、栄養、安全の促進を目的とするワシントンD.C.の消費者団体「Center for Science in the Public InterestCSPI」が行っている。

 一般的に成人が必要なカロリーは1日当たり2000キロカロリーとされ、CSPIのマイケル・ジェイコブソン(Michael Jacobson)氏は「大手レストランチェーンが、あたかも肥満や糖尿病、心臓疾患を促進する明確な目的を持って、こうした過激なメニューを科学的に作り出しているかのようだ」と警鐘を鳴らす。

 米疾病対策センター(Centers for Disease Control and PreventionCDC)によれば、米国では成人の3人に1人以上、若年層では17%が肥満とされ、高血圧、第2種糖尿病予備軍となっている。(c)AFP