【12月7日 AFP】英国の避妊・中絶情報提供団体「British Pregnancy Advisory ServiceBPAS)」は6日、クリスマスと新年の休暇シーズンに、英女性にモーニングアフター・ピル(事後避妊薬)を無料で配布するオンライン・キャンペーンを開始したと発表した。

 BPASによると、計画外妊娠が最も増える時期は、クリスマスと新年が明けた1月だ。お祭りムードで盛り上がることも、その要因の1つだが、この期間は薬局が休みとなるため、避妊薬の入手が困難となっていることも見逃せないと警告している。

 BPASでは、避妊薬配布キャンペーンで、この時期の望まない妊娠が低下することを期待している。

 キャンペーンでは事前にモーニングアフター・ピルを申し込めば、看護師から15分間の説明を受けたあと「避妊セット」を受け取れる。セットにはピルのほかにもコンドームと「忠告パンフレット」が入っている。

 モーニングアフター・ピルは、性行為から72時間以内に服用する女性用の避妊経口薬で、性行為から12時間以内の服用が最も効果的とされる。

 その一方で、反中絶団体「ライフ(Life)」は、BPASの避妊薬配布キャンペーンは女性たちが危険な性行為に走ることを助長すると批判している。

 英保健省によると、2010年のイングランドとウェールズでの中絶件数は18万9574件で、前年比で0.3%増、2000年からは8%増となっている。(c)AFP