【1月29日 AFP】ロシアで、子どもを中心としたインフルエンザの流行を受けて、モスクワ(Moscow)含む3都市が市内の全小学校を1週間閉鎖する。

 露紙コムソモリスカヤ・プラウダ(Komsomolskaya Pravda)は、モスクワ市教育当局者の話として、同市の1~8年制の学級を31日に閉鎖し、1週間後まで再開しない予定だと伝えた。幼稚園や9~11年生の学級の閉鎖は行われない。

 モスクワでは、市民9万2000人がインフルエンザ感染または呼吸器感染症に苦しんでおり、そのうち子どもは5万2000人に上るという。市健康当局主任がインタファクス(Interfax)通信に語った。

 28日に学級閉鎖を推奨した市保健当局者は、「きょうの時点で、すでに生徒の半数が欠席しているクラスもある」と述べていた。

 モスクワの他、ロシア極東北部ヤクーツク(Yakutsk)とウラル(Urals)地方のチェリャビンスク(Chelyabinsk)の小学校も閉鎖される。(c)AFP