【10月21日 AFP】国連(UN)のストックホルム条約残留性有機汚染物質(Stockholm Convention on Persistent Organic Pollutants)検討委員会は18日、現在も一部の国々で使用されている有毒農薬「エンドスルファン」の使用を禁止するよう勧告した。

 エンドスルファンは、神経系を損傷する恐れがあるとして60か国で使用が禁止されているが、インドなどでは、綿花、コメ、紅茶などの栽培に使用されている。委員会は、一部の例外を除き使用を禁止する農薬として附属書Aに記載することを勧告した。

 締約国172か国は2011年4月の会議で、エンドスルファンの使用の可否を決定する。

「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」は2001年に採択された。残留性有機汚染物質(Persistent Organic PollutantsPOPs)に指定されたリンデンやDDTなどの化学物質は、当初の12から現在は21となっている。(c)AFP