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HIV感染防ぐ膣用ジェルの開発に大きな進展、米科学誌

  • 2010年07月22日 10:17 発信地:ウィーン/オーストリア
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セネガル・ダカール(Dakar)で行われた「第15回アフリカ地域エイズ・性感染症国際会議(International Conference on AIDS and Sexually Transmitted Infections in Africa、ICASA)」の会場前に設置された巨大なエイズ撲滅運動のシンボルのレッドリボン(2008年12月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/SEYLLOU

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【7月20日 AFP】(写真追加)エイズウイルス(HIV)への感染を防ぐ膣用ジェルの開発が大きく進展していることが明らかになった。このジェルの完成によって、エイズウイルスの感染率が非常に高いアフリカの女性たちに大きな恩恵がもたらされると見られている。米科学誌サイエンス(Science)上で19日、発表された。

 研究者らによると、膣用ジェルの試作品は南アフリカで臨床試験が行われ、エイズウイルスへの感染リスクが39%減少したという。一方、最も継続的に使用していた女性たちのグループでは54%減少したという。

 研究を主導した2人のうちの1人、サリム・アブドル・カリム(Salim Abdool Karim)氏は電話による会見で、「ジェルがなければ、1年間に感染する女性は10名だが、ジェルを使うことによって6名にまで減少する」と語った。

 臨床試験が行われたジェルには、テノフォビル(Tenofovir)が1%含まれている。これは、免疫細胞内におけるエイズウイルスの繁殖を防ぐ、抗レトロウイルス剤の「カクテル」の中でも最先端の薬剤成分である。

 臨床試験はおよそ3年以上にわたって、非感染者445人に対して行われた。また、444人に対してプラシーボ(偽薬)と呼ばれる薬効のない薬が使用された。試験対象者は1か月ごとに訪問検査を受けた。同時に、安全な性行為に関するカウンセリングやコンドームの配付、性感染症の治療などが行われた。

 これまで、性交渉時にエイズウイルス感染を防ぐにはコンドームが唯一かつ最適の手段だった。だが、最終的に膣用ジェルの使用が認可された場合、まだ数は少ないが増加しつつある、エイズウイルスへの感染防止策の一翼を担うことになる。(c)AFP/Richard Ingham

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