【7月24日 AFP】ニュージーランド・オタゴ大学(University of Otago)の研究チームが24日、国内で新型インフルエンザA型(H1N1)感染が人口の79%にまで拡大する可能性を指摘した。

 初めに新型インフルエンザ感染が確認されたメキシコでの事例を基にした当初の試算では、1人の患者から他者に感染するのは約1.5人とされていた。だが、研究を主導したオタゴ大公衆衛生学部のマイケル・ベーカー(Michael Baker)准教授によると、ニュージーランドではこの数値が1.96人で、感染者1人に対し約2人に感染が拡大しているという。

 この数値をから計算すると、最大でニュージーランドの全人口の79%が新型インフルに感染する可能性がある。だが、発症するのは3分の2程度とみられる。
 
 一方、厚生労働省は24日、日本国内の新型インフルエンザ感染者が5000人に達したと発表した。(c)AFP