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「地中海料理」に心臓疾患やがんの予防効果、研究成果

  • 2008年09月14日 20:47 発信地:パリ/フランス
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イタリア・ピエンツァ(Pienza)近郊のオリーブ園にあるオリーブの木になる実(2007年10月6日撮影)。(c)AFP/FILIPPO MONTEFORTE

【9月14日 AFP】いわゆる「地中海料理」が、心臓病やがん、またアルツハイマーなどの神経変性疾患にかかるリスクを減少させるとする研究結果が12日、英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical JournalBMJ)」で発表された。

 研究を行ったのは、イタリア・フィレンツェ大学(University of Florence)のフランチェスコ・ソフィ(Francesco Sofi)氏ら。過去30年間の個別研究で、穀類、果物、野菜、オリーブオイルが豊富で肉類や乳製品の少ない食事と適量のワインが健康を促進することが示されてきたが、今回の研究では初めて、これまでのデータをすべて精査し、全体的な効果の数値化を試みた。

 AFPの電話取材に答えたソフィ氏は、研究の結果について「慢性疾患の発症が減少するので地中海料理を多く取るように、という簡単なアドバイスを裏付けるものだ」と語った。

 ソフィ氏とチームは、1966年以降に実施された十数件の調査研究で集められた合計150万人以上のデータから、食品のグループを1-9の9段階で評価する手法を作り出した。この評価基準では、理想的な地中海料理――最も健康的な食品だけを使い、有害な食品が一切ない――が満点の9点になる。

 その結果、食事内容が、この評価基準で2段階上がると、全体的な死亡率が有意に減少することが分かった。

 また、病気にかかった場合、食習慣を地中海料理に変えると、循環器疾患による死亡リスクは9%、がんの場合は6%減少。また、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患の発症率も13%減少した。

 ソフィ氏によると、地中海風の食生活を取り入れることが主な慢性疾患の予防に効果がある可能性を示唆しているという。

 同氏は、今回作った食事の評価基準が人々の食習慣の改善につながる可能性があると期待している。さらに研究を進め、もっともバランスのとれた食事にするために食べるべき各食品グループの最適な量を明らかにしたいとしている。(c)AFP/Marlowe Hood
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