エジプト・カイロ(Cairo)で記者会見するザヒ・ハワス(Zahi Hawass)博士(左)と早稲田大学の吉村作治(Sakuji Yoshimura)教授(2008年7月19日撮影)。(c)AFP/CRIS BOURONCLE
【7月21日 AFP】ギザ(Giza)のピラミッドの隣に4500年前に埋められた大型木造船「第2の太陽の船」。エジプト考古最高評議会の事務局長を務めるザヒ・ハワス(Zahi Hawass)博士は19日、いまだ地中にあるこの船を、外気に触れさせずに外から観察することができるユニークな方法を報道陣に公開した。遠隔操作の日本製マイクロ・カメラ・ユニットを使用するというものだ。
この船は1954年、「第1の太陽の船」とともに発見された。太陽の船は、ファラオをあの世に送り出すために建造されたとみられている。「第1の船」はその後発掘され、ギザのピラミッド付近の「太陽の船博物館(Khufu boat museum)」に展示されている。
この博物館を訪れた観光客は、地中にある「第2の船」を、早稲田大学(Waseda University)の吉村作治(Sakuji Yoshimura)教授率いる調査隊が用いるこの超小型カメラを通じて見ることができるという。
ザヒ博士は、「このカメラを使って、地中の考古物の状態を確認し、復元や引き揚げの可能性を探ることができる」と報道陣に語った。
早稲田隊は1992年、「第2の船」が収容されている空間に虫が侵入し、虫害が懸念されたことから、この船の発掘プロジェクトに乗り出した。以後、虫は排除されたものの、「第1の船」が展示されている地上の博物館からの水もれの影響が指摘されている。
吉村教授はAFPに対し、「船の一部はすでに水により腐食している。復元を急がなければならない」と語った。
日本政府は、太陽の船の考古学研究と復元に1000万ドル(約10億円)の資金援助を行っている。「第2の船」が発掘・復元されたら、「第1の船」とともに、ギザのピラミッド群付近に建設中の博物館に展示される予定だ。(c)AFP
AFPBB News トップへ
ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。
拡大して見られた人気写真ランキング。会員登録で拡大写真が見られます。登録は無料で簡単。