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フィリップ・スタルク、EU議長国仏のアーティスティック・ディレクターに就任

  • 2008年04月23日 12:13 発信地:パリ/フランス
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イタリア・ミラノで開かれた第47回ミラノサローネ国際家具見本市(i Saloni)で記者会見するデザイナーのフィリップ・スタルク(Philippe Starck)(2008年4月16日撮影)。(c)AFP/GIUSEPPE CACACE

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【4月23日 AFP】4月、デザイナーのフィリップ・スタルク(59、Philippe Starck)は、7月から半年間欧州連合(EU)議長国を務めるフランスの“アーティスティック・ディレクター”に就任した。

 スタルクは「この世界で僕が興味を持っているのはデザインじゃない。僕らの歴史だ」とコメント。「ヨーロッパが結束しなければ、強さを増してきているアジアに負けてしまうだろう」

 さらに「フランスはヨーロッパの一員だということをもっと意識する必要がある。この考えの重要さを伝えていかなければならない」と加える。

 スタルクが就任後どのような活動をしていくかは明かされていないが、これまでで最大のプロジェクトについて「この計画に成功したら、自分には生きている価値があるとついに感じられるだろう」と話す。

「70-80年代のような、光・文明・平和が溢れていた時代には、ランプやいすの美しさは意味をもっていた。今より世界はもっと平和で安らげたが、ここ5、6年は幻覚かと思うほどの早さで暴力と粗野の時代になってきている。ある時代に正当で、合法な仕事もあれば、別の時代にはそうでないものもある。残忍性、苦しみ、増え続ける死などを考えると、自分の表現方法が妨げられているような気がする。銃とヘルメットを持つ代わりに、僕は鉛筆と歯ブラシしか持っていないことにとまどってしまう」

 すべてを捨てて慈善活動を行いたいが、30万人以上の人がスタルクの創作活動に関わっていることを考えるとそれはできない、有名人の生活から解放されるにはあと数年待たなければならない、とスタルクは言う。

 スタルクは地球環境を考慮したデザインを今以上に手掛けるつもりだ。また「武器、ドラッグ、煙草、宗教的問題を引き起こす種となるもの、マネーロンダリング」のデザインはしないという30年間にわたる信念に忠実であり続けるつもりでいる。「金に目がくらんではいけない」とスタルクは言う。「今日ほど問題に溢れていて、人間性に欠けた時代は無い。ものを減らして、変化していく必要がある」

 今月、風力タービンと、300-400ユーロ(約5-6万5000円)の携帯風車を発売。透明なソーラーパネルや、ベニスで使用される太陽エネルギーと水素電池で動くボート、2億ドル(約205億円)の波を立てない巨大ヨットなども手掛ける予定だ。「僕は探検家で戦士だ。ファッションだけのデザインは止めなければならない」(c)AFP/Claire Rosemberg

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