【2月22日 AFP】豪サウスオーストラリア(South Australia)州の内陸部にあるイースト・ワーバートン盆地(East Warburton Basin)で、3億年以上前に起きた小惑星の衝突によってできたと考えられる直径約200キロメートルの巨大なクレーターが発見された。

 オーストラリア国立大学(Australian National University)地球科学研究所(Planetary Science Institute)の客員研究員、アンドリュー・グリクソン(Andrew Glikson)氏はこの小惑星について、直径は10~20キロ程度で、先週ロシア上空で爆発した隕石(いんせき)よりもはるかに大きかったとの見方を示した。

 巨大クレーターは深さ3キロ以上に及ぶ堆積物の下に埋もれた状態で見つかった。グリクソン氏はAFPが20日行った取材に対し、「衝突の影響を受けたエリアの大きさには本当に驚かされる。少なくとも(直径)200キロの範囲に広がっていて、これまでに発見された中で恐らく3番目の大きさだ」と述べた。

 また、「このエリアだけでなく、地球規模の影響があったはずだ」という。衝突時には大量のちりや蒸気が巻き上がり、地球をまるで毛布のように覆った可能性がある。

 同氏は最近のロシアでの隕石落下や、直径45メートルの小惑星「2012 DA14」が地球のそばを通過したことにも触れつつ、今回発見されたクレーターを作るほどの規模での衝突は、非常にまれなものだと説明した。(c)AFP