【8月29日 AFP】2つの恒星が互いの周りを回る「連星」に複数の惑星を確認したと、サンディエゴ州立大学(San Diego State University)などの研究者らが28日の米科学誌サイエンス(Science)で発表した。この発見により、宇宙にはこれまで考えられていたよりもはるかに多くの惑星が存在している可能性が高まり、人類が居住可能な惑星の探求に拍車がかかることが期待される。

 惑星が存在する連星はこれまでにも4例確認されていたが、複数の惑星を持つ連星が発見されたのは今回が初めて。連星系内は2恒星の位置によって重力場が変化する複雑な環境にあるため、複数の惑星が存在できるかは定かではなかった。

 発表によると、研究者らは連星「ケプラー47(Kepler-47)」の周りを少なくとも2つの惑星が周回していることを確認した。ケプラー47は、太陽とほぼ同じ大きさの恒星と、その3分の1ほどの大きさの恒星を対とする連星だという。

 さらに、見つかった惑星のうち1つは、恒星からの距離が近すぎず遠すぎない「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」に位置していたため、観測を行った天文学者の1人、サンディエゴ州立大学のジェローム・オロス(Jerome Orosz)氏は、この発見により生命が存在しうる惑星の数が、これまで考えられていたよりも一気に増えたとした。(c)AFP