【7月4日 AFP】欧州合同原子核研究所(European Organisation for Nuclear ResearchCERN)は4日、「神の粒子」と呼ばれるヒッグス粒子(Higgs Boson)とみられる新たな粒子を発見したと発表した。

 ヒッグス粒子は物質に質量を与えると考えられている素粒子で、科学者らは約半世紀にわたり、この粒子を探してきた。CERNでは、今回発見された粒子がヒッグス粒子であるかどうかを確認するためにはさらに詳細なデータが必要としている。

 ロルフ・ホイヤー(Rolf-Dieter Heuer)CERN所長は「自然に対する我々の理解にとって、ひとつの記念すべき地点に到達した。ヒッグス粒子と一致する粒子の発見は、さらに詳細な研究への道を開くものだ」と声明を発表した。(c)AFP