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脳の学ぶ過程を模倣、グーグルが人工ニューロンを研究

  • 2012年06月29日 19:33 発信地:サンフランシスコ/米国
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米カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)で、米グーグル(Google)の記者会見前にノートPCを開く同社従業員(2012年6月6日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Justin Sullivan

【6月29日 AFP】米グーグル(Google)は26日、コンピューターに人間の脳の学習過程を模倣させるプロジェクトの研究成果を発表した。

 人間の脳の神経結合を模倣したアルゴリズムを搭載するコンピューターに、米動画サイトのユーチューブ(YouTube)の動画をしばらく見せたところ、動物の「ネコ」を認識するようになったという。グーグルのフェロー、ジェフ・ディーン(Jeff Dean)氏と、客員研究員のアンドリュー・ング(Andrew Ng)氏がブログで明らかにした。

「私たちは、動画中に共通する物体をコンピューターが学習するのではないかという仮説を立てた。すると面白いことに、人工ニューロンの1つが、ネコの写真に強く反応するようになった」

「一度もネコが何であるかを教わっておらず、また、『ネコ』とラベルの付いた画像をたったの1枚も見ていないことが重要だ」

 両氏によれば、これはネコがどのような姿をしているのかを、コンピューターが「自力」で発見したことを意味するという。

■10億個の人工ニューロン結合

 グーグルのデーターセンターで、プロセッサ1万6000個を使って構築された、約10億個の結合ポイントを持つ人工のニューロン。2人は、この「産まれたばかりの脳」にユーチューブの画像を1週間にわたって見せ、何を学習するかを確認した。

「ネコが何であるか、ラベル無しのユーチューブの静止画から『自力』で発見した。これはまさに独学だ」と2人は述べる。

 現在、グーグルの研究者らは、より規模の大きい人工神経ネットワークを構築中で、音声認識や自然言語モデリングといった技術向上への応用方法について研究を進めている。

「いつの日か、この技術が、みんなが普段使うツールをもっと良く、速く、賢くするかもしれない」

 ディーン氏とング氏によれば、成人の脳は100兆もの神経結合があり、研究の道のりはまだ始まったばかりだという。(c)AFP

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